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遊びじゃない

・化魔王フック、土のサンドラ
・閲覧注意



「ん……」

小さく漏れる吐息に、桜色の小さな唇を思いながら化魔王はサンドラに啄むように口付けた。
僅かに開いた口に舌を差し入れてみれば、応えるようにぎこちなく絡ませてくるので、ふっと笑みが漏れる。
化魔王が笑うのを感じたのか、少しムッとした顔でサンドラは閉じられていた目を開くと上目使いに睨んでくるのがまた可愛い。
何か言いたげなサンドラを無視して口付けながら、そっと胸に手を這わすとぴくっとサンドラが反応した。
掌が有り余る程度のサンドラの小さな胸の膨らみに、化魔王は苦笑しながらその手を衣服に滑り込ませた。

「……も……なんでさっきから笑ってるの?」

ようやく唇を離すと、化魔王の首に腕を回したままサンドラが頬を膨らす。

「いや、なんでも……」
「なんでもなくないでしょ。あ、また私の事バカにしてるんでしょ」
「バカにした事なんて一度もねーけど」

反応が面白いからからかうが、サンドラがバカだとは思っていない。
むしろサンドラが来てからは、水の大層の重苦しい空気が和らいだ気がして化魔王としては少しほっとしているぐらいだ。

「ホント?」

返事の代わりにもう一度口付けるとサンドラはくすぐったそうに身をよじらせた。

「フックってキスが好きなのね」
「別に好きって訳じゃ……もっとしろって言ったのお前じゃん」
「だって気持ちいい……」

少しうっとりした顔でサンドラがほうっと息を吐いて囁くように言うのを見て、化魔王は目を細める。

「もっと気持ち良くしてやろうか?」
「え?」

顔を上げるサンドラに笑い掛けると、肩紐を解いて露わになった胸元に口付けた。

「ひゃっ……」

驚いたように一瞬身体を強ばらせたサンドラの背に腕を回して抱き寄せると、小さな胸の先端に舌を這わしてやる。

「く、くすぐったい……」

本当にくすぐったそうにしていたサンドラだが、しばらくすると吐息を吐いて化魔王の頭を抱き抱えるようにもじもじと身を寄せてきた。

「何か変……」
「気持ちイイだろ?」

顔を上げて問うてみれば、恥ずかしそうに小さく頷く姿が確認できる。
そのまましばらくサンドラの身体を確かめるように手を滑らせていたが、化魔王はしばし思案するように手を止めると思い切って彼女の太股に手を伸ばした。
撫で上げるように足の付け根に到達すると、下着越しにサンドラの秘部に指を這わせてみる。
視線だけ上げて見ると、ぎゅっと目を瞑ったサンドラの顔が目に入り身体を起こしてその瞼に口付けた。

「一丁前に感じてんじゃん」
「そんな事……」
「そうかぁ? 濡れてるぜ?」

布越しにも分かる感触に化魔王は笑うと、サンドラの下着に手をかける。

「あ……」
「何?」

イヤイヤをするようにかぶりを振ってサンドラがその手を掴んでくるので、化魔王が意地悪く問い掛けるようにサンドラに顔を寄せた。

「だってそこは……」
「怖い? やめとく?」
「そ、そうじゃないけど……」

どう見ても男を知らなそうなサンドラの戸惑う姿が新鮮で、化魔王はくっくと笑うと身体を離した。

「やめとこ。無理矢理するのは趣味じゃねーし」
「えっ……」

拍子抜けしたサンドラの様子に、化魔王はフッと笑ってその頭を撫でてやる。

「わ、私じゃやっぱダメ?」

不安そうに聞いていくるサンドラの言葉に、化魔王は首を傾げて彼女を見た。

「あ? ダメって何が」
「そ、その……胸も小さいし……」

消え入りそうな声に、化魔王は吹き出すと笑いながらサンドラを抱え起こして膝の上に乗せた。

「別に胸なんて大きけりゃいいってもんじゃねーョ」
「でも……」
「お前がしたいってんなら、別に俺は構わないけど。ちょっとその気だったし」
「本当?」

化魔王はへへっと笑っていたが、胸元を隠しながら少し嬉しそうなサンドラにぎょっとして顔を覗き込んだ。

「……したいのか?」

恐る恐る問うてみれば、サンドラは答えないまま化魔王を見上げてくる。

「やめとけって。後悔するぜ」

サンドラの性格を考えると、軽い気持ちで手を出すのははばかられて化魔王は肩をすくめたが、サンドラがじっと見てくるので自分から手を出したものの居たたまれなくなって視線を泳がせた。

「後悔しないよ。私フックの事いいなって思うし、好きだもん」

小さいがはっきりした声で言われ、化魔王はしばらくサンドラを見つめていたが、フッと息を吐くと彼女の身体を抱き寄せた。

「じゃあ、試してみるか」
「あ、待って! フックが私の事その……好きじゃないなら……」
「ばーか。今更遅いっつーの。それに遊び気分だったら、わざわざお前みたいなタイプに手を出す程困ってないんだョ」

軽く頭を小突かれながらも、サンドラは化魔王の言葉を理解するように心の中で反芻させると、驚いたように立ち上がって身を乗り出してきた。

「それって私の事本気って思っていいの?」
「まーな」
「嬉しい!」

抱きつかれてサンドラに押し倒されるようにベッドに身を沈めると、化魔王は天井を仰いで心の中で苦笑する自分を振り払う。

「ヤキが回ったのは俺かなー……」
「フック大好き」

聞こえてなかったのか嬉しそうに笑顔を向けるサンドラを見たら、まあいいかと化魔王も笑い返した。
自分がこの子に何を残してやれるのかは分からないが、少なくとも笑顔が見れるなら満足してる自分がいるのは確かだと、化魔王はサンドラを抱き締めた。
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